Guidewire (NYSE: GWRE)は、2022年イノベーション・アワードの受賞企業を発表致しました。受賞された保険会社はイーデザイン損害保険株式会社、Hollard Insurance社、Mountain West Farm Bureau社とグループ会社である360 Insurance Company社、およびそのパートナー企業のSmart Communications社です。当アワード16年目を迎える今年は、業界の進化のスピードを促進し、変化する顧客のニーズに革新的な対応をしている企業を表彰しています。受賞企業は、Guidewireの年次ユーザー・カンファレンス「Connections 2022」で発表されました。
2022年の受賞保険会社とその受賞理由は以下のとおりです。
イーデザイン損害保険株式会社 – Guidewire InsuranceSuite、CustomerEngage、ServiceRepEngageを活用したデジタル完結型自動車保険である「&e」のリリースによる、
顧客および社会への新しい価値提供の実現
イーデザイン損害保険株式会社はシステムの完全刷新を通じ、保険契約者に究極のカスタマーエクスペリエンス(CX)を実現すべくデジタルトランスフォメーションの取り組みを始めるとともに、CXを起点とした新たなビジネス戦略を同時並行で実現しました。
同社は、新しいコアプラットフォームとしてInsuranceSuiteを導入するとともに、CustomerEngageおよびServiceRepEngageの導入により、保険契約者とカスタマーサービス担当者に対してシームレスなデジタルエクスペリエンスを実現しました。また、Guidewire for Salesforceを活用し、InsuranceSuiteとSalesforce Financial Services Cloud間のデータの同期も併せて実現しています。同社によるGuidewire for Salesforceの導入は、アジア太平洋地域では初の試みです。
そして、2021年11月、同社は新しい自動車保険商品「&e」(「アンディー」)の発売を開始しました。お客様・社会に提供される価値・サービスは、は以下のとおりです。
保険料見積りから保険金支払まで、保険ライフサイクルのすべての手続きのスマートフォン上での完結
スマートフォンのカメラを用いた証券読み取り機能や、ユーザーフレンドリーなUIによる60秒以内での正式見積
IoTセンサーによるワンタップ事故連絡
IoTセンサーが検知した衝撃や、GPSデータに基づく、事故状況の動画での再現
IoTセンサーを通じた安全運転者スコアの算出。安全運転スコアに応じたポイントが付与され、リワードとの交換が可能
今回のプロジェクトは、技術的な観点のみならず、製品や社会的な観点からも革新的です。同社は「事故のない社会」を目指し、地方自治体の自己削減・安全運転促進に資する取組みに対し、寄付をおこなっています。また、&eの顧客の事故率が年間目標の事故率を下回った場合には、寄付金の上乗せも行っています。
同社の詳細は、https://www.edsp.co.jp/をご覧ください。
Hollard Insurance社– Guidewire ClaimCenterとProducerEngageを活用したブローカー向け事故受付と状況アップデートの基準の向上、オーストラリアにおける最高のブローカー向けサービスの提供
Hollard社はブローカーへの通知と保険金支払事案管理 のためのGuidewire ClaimCenter とProducerEngageの導入により、オーストラリアでの損害保険市場を変革しています。
これまでの同社の事故受付プロセスは手動で行われていたため、担当者はブローカーに電話やメールで請求処理のための追加情報を問い合わせる必要がありました。このプロセスには3〜4日 かかることもありましたが、デジタル化された後は迅速な処理を実現しました。また 、登録された事故受付情報は、担当者が修理プロセスを開始する際にもすぐアクセスできます 。
Hollard社の顧客とブローカーは、自分で連絡方法を選択し同社とやり取りすることができるようになり、ブローカーは同社に電話することなく、一度のやり取りで事案に関する情報を得られるようになりました。さらに 、ブローカーポータルを使用して大災害による事案を直接Hollard社に連携し、適切な修理業者を特定し迅速な解決が可能となっています。2023年初旬にはすべてのブローカーへのポータル展開が完了する予定です。
このポータルは複数の保険種目をサポートし、ブローカーは一度のログインで事案を登録し情報を取得、すべての事案をデスクトップまたは現場から1つの画面ですばやく表示できます。自動化された事故受付によって手動のプロセスは不要となり、 ClaimCenter に担当者の振り分けと備金生成のルールが組み込まれているため、ブローカーがポータルで事案登録を完了するとすぐに事案の仕分けと備金計上が自動的に行われます。この機能強化により、同社のオーストラリアのブローカー市場での優位性が確立されることになります。
同社の詳細は、www.hollard.com.auをご覧ください。.
Mountain West Farm Bureau – 顧客体験をデジタル変革の中心に据えたMountain West Farm Bureau社による、複数のチャネルを介した効率的なコミュニケーションを通じた保険契約者の顧客体験の質の向上、および、ターゲットを絞ったレポート作成および分析ソリューションの使用によるデータからのビジネス価値の創出
同社は顧客と従業員双方の体験を向上させるため、デジタルファーストのアプローチへ移行する方法を模索していました。同社は統合されたクラウドベースのテクノロジーを活用して業務プロセスを改善し、保険契約者のカスタマーエクスペリエンスを改善しました。
同社はGuidewire Cloud上の InsuranceSuite とSmart Communicationsを活用することによって、以下のことを実現しました。
何百ものフォームを再設計し、契約管理コストを95%削減
契約管理ツールを5つから1つに統合し、ITへの依存度を下げ処理コストを削減することで、300万ドル以上のコスト削減を達成
1,000件近くのドキュメントを再作成し、イベントがトリガーされたら配信するように設定
デジタルファーストの顧客コミュニケーション戦略は、ビジネスパフォーマンスを向上させるだけでなく、すべてのコンプライアンス要件を満たす一方で、アジリティとスピードを提供します。
さらに同社はExploreと共にアーリーアクセスプログラムによってData Studioを使用し、ビジネスに適したダッシュボードに焦点をあて、ダッシュボード上のデータセットと可視化からビジネス価値を生み出しています。このデータセットと可視化によって、保険契約、保険金支払、請求の各プロセスにおけるインサイトをほぼリアルタイムで得ることができるようになりました。同社は迅速にプロジェクトを実行できる体制により、データからこれまで以上にビジネス価値を得られるように、新規レポートや分析シナリオの開発を継続しています。
同社の詳細は、www.mwfbi.comをご覧ください。Smart Communications社の詳細はwww.smartcommunications.com/guidewire/をご覧ください。
Guidewireのチーフ・マーケティング・オフィサーであるBrian Desmondは次のように述べています。「Guidewireを代表し、イノベーション・アワードを受賞された各企業にお祝い申し上げます。また、ご応募くださったすべてのお客様に感謝しております。各社とも非常に高いレベルの内容で応募いただき、今回の受賞企業の皆様が示してくださったように、弊社のお客様はアジリティとイノベーションにおいて、常に限界に挑戦され続けていらっしゃることに感銘を受けております。」