ガイドワイア、InsuranceSuite 8を発表

InsuranceSuite 8が損害保険会社にレガシーシステムの切り替えと ビジネス変革のプラットフォームを提供

米国カリフォルニア州サンフランシスコ , October 07, 2013

損害保険会社向けに損害保険ソフトウェア製品を提供するリーディングプロバイダーであるガイドワイア ソフトウェア(米国カリフォルニア州フォスターシティ、NYSE:GWRE、日本法人ガイドワイア ソフトウェア ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:古田 明宏)、以下 ガイドワイア)は本日、損害保険会社向けコアシステムスイートの最新版Guidewire InsuranceSuite™ 8の発売を発表しました。500人年にも及ぶ開発作業の集大成であるInsuranceSuite 8は、保険会社によるレガシーコアシステムの切り替えを容易にし、保険会社のビジネスの変革を支援するプラットフォームを提供します。最新版では、複数の 新たな主要機能が追加されたほか、アーキテクチャとパフォーマンスの両面での多くの改善が行われ、さらに、スイートを構成するPolicyCenter、 BillingCenterおよびClaimCenterのネイティブ統合も深化しました。これらのアプリケーションは、個別の実装、およびアップグレー ドが可能です。

InsuranceSuite 8は、スイートレベルの重要な機能を数多く備えています。例えば、新しいユーザーインターフェースでは、ルックアンドフィールが改善され、ナビゲーショ ン、パーソナライゼーションまた、エンドユーザーの効率的かつ効果的な業務処理を可能にするインライン編集機能などが強化されています。また、スイートレ ベルの新機能Service Tiersにより、保険会社は保険契約者ごとに、引受業務、契約管理業務、保険料請求業務、保険金支払請求におけるサービスエクスペリエンスを正確にカス タマイズすることが可能です。さらには、複数の通貨や地域、および各国固有のフォーマット、大きな商業的リスク(特に長期のロケーション/エクスポージャ ―のスケジュールを伴うもの)に対する柔軟なサポートなど、ロンドン保険市場に注力した保険会社および国際的に事業を展開する保険会社のいずれにも適した 機能を提供します。

現在、17か国150社を超えるさまざまな規模の保険会社において、個人保険、法人保険、特殊保険、労働災害補償などさまざまな保険種目で、ガイド ワイアのコアシステムが1種類以上採用されています。そのうち、30社を超える保険会社がInsuranceSuiteを構成する3製品すべてを採用して います。

セレントの保険担当シニアアナリストのクレイグ・ビーティ氏は、「ガイドワイアには、製品ポートフォリオ全体を通じ継続的な改善と製品提供を行って きた確固たる実績があります。テクノロジーのモダナイゼーションはあくまで過程であり、目的地ではありません。コアシステムプロバイダーとしてリーダー シップを発揮し、クライアントとともにその工程を乗り越えることが非常に重要と思います」とコメントしています。

各製品の主な特徴は以下の通りです。

PolicyCenter

  • Product Designer**(プロダクトデザイナー)-**ビジネスユーザー向けに、簡便な保険商品管理用インターフェースを提供しビジネスの俊敏性を改善

  • Account Holder Summary**(口座名義人サマリー)画面の強化-**より迅速で正確なサービスを実現するため、顧客関係の全体像を即座に表示し、取引を瞬時にカスタマイズ

  • Policy Import / Export**(契約のインポート/エクスポート)-**法人保険への対応強化を目的に、リスクと補償範囲に関する契約のインポート/エクスポート機能を含む複数の機能を強化

BillingCenter

  • Agency Bill Management**(代理店請求書管理)-**代理店請求プロセスを効率化するため新しいUIと再設計したワークフローを統合する一方、代理店による取引をスムーズにするため、保険会社の支払処理における柔軟性を向上

  • 保険契約レベルの現金管理の強化-保険契約レベルで行われた全支払を、正確かつ緻密に追跡し続けることで、顧客関係の最適化を実現

ClaimCenter

  • Vendor Management**(ベンダー管理)-**世界中の 顧客ベースとの実績から得たベストプラクティスを結集することで、保険金支払請求担当者は、サービス提供に適したベンダーを選定し顧客中心のカスタマーエ クスペリエンスを提供できるほか、ベンダーの進捗管理、および業務評価をすべてClaimCenter上で行うことが可能に

  • Weighted Workload**(加重ワークロード)**-すべての保険 金支払請求は同じように行われないという理由に基づき、加重ワークロードを利用した保険金支払請求の査定プロセスが追加。ある種の保険金支払請求は、他に 比べ性質上複雑で調整に時間がかかることから、保険会社は、事前に定義した「加重」値に基づき保険金支払請求を査定でき、実際の査定人の負荷のバランスに 基づいた査定を実現

ガイドワイアの開発担当副社長であるジェレミー・ヘンリクソンは次のように語っています。「InsuranceSuite8のリリースに より、当社はレガシーシステムの切り替えと、以前はコスト高から検討が難しいとされた、お客様のビジネス変革と成長をサポートするプラットフォームの提供 に、さらにまい進して参ります。お客様の事業に貢献できることを誇りに思うとともに、今後数十年にわたってお客様のお役に立ちたいと考えています。」